311 :名無しさん 08/11/13 07:36 ID:Q3mCnCi9sN (・∀・)イイ!! (-3)
なぜこのような責任を問題とするかというと、殺してはいけないと言っている側の論理が、
ペットのように育てて愛着のもっているブタを殺すなんておかしい、というものであったから。

当たり前のことだが、子豚の時からブタを育てることと、
何の関わりもないのに突然出荷直前のブタを押しつけられるのでは、全く意味が異なる。
授業だから同じというのであれば、動物への思い入れとか、育てた歴史とかを一切考慮しない暴言でしかない。

上級生の課題:「子豚を育ててみんなで食べよう」
下級生の課題:「育ったブタがいるけれどみんなでどうするのか決めてくれ」
ほら、どうしても違ってくるでしょう?
そもそも、愛着を持っている動物は殺すのは教育上悪いとか散々言っていたのに、
下級生が選択したのなら殺すのもOKという感じになっている時点で、全く別物だってわかるでしょ。

下級生に預けるというのなら、「どんな風に」預けるのかは当然問われてくる。
きちんと説明するのか、授業だからと言う理由で、理由も説明せずに押しつけるのか。
答えを選んだだけで終わりじゃない。「選んだ答えをどのように果たすのか」が問われている。

もちろん、授業だから下級生に引き継いでそれで終わり、というのも一つの回答ではある。
殺さなくても学べるというのは、「愛着を持っていたから殺せない」はずだったのに、
授業が終わったら関係ないと放り出す程度の「命の大切さ」でしかなかったという意味で。
「ブタを生かし続ける責任」も「下級生に自分たちのやってきたことを説明する責任」
も考えてもいなかったらしいと言う点で。
愛着を持っている動物を殺すなとか言っていた末の答えがこの程度だったというのはなかなか面白いと思う。

もちろん、トラウマになるとか言うのは、実際の農業の現場から見れば、デタラメでしかない。
「魚をさばくだけで気分が悪くなる」とか言う理由で、児童の選んだ答えを否定するのは
いくつもある選択の中で家畜として扱うことを選んだ児童に対する冒涜でもある。

ボクがずっと言ってきたことはこれだけ、
どんな答えを選んでも良いけれど、選んだ答えによって、選んだ答えなりの異なる責任が生じる。
でも、責任を放棄したり、責任を無視してしまっては、歪みを引き起こし、迷惑や不幸を大量生産することになる。
選択しただけで終わりじゃない。苦労も責任もそこから始まる。
選択した答えが、どんな意味を持っているのか、どうすればよりよいものにできるのか、常に考えた方がよいと思うよ。


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