105 :名無しさん 11/03/20 13:58 ID:E4cv2wrJpm (・∀・)イイ!! (-13)
今度の第一福島の事故は…原因は非常にシンプルです
停電の時、原子力発電所は、非常用電源系を動かして炉心や使用済み燃料プールを冷却する思想になっています

電力会社は、原子力発電所を建設する際、「設置許可申請」という分厚い図書を国に提出します
設置許可申請は、国が定める原子力発電所の「安全設計審査指針」に基づいて作成されます
国の審査を受け、OKが出されて初めて建設できます
安全設計審査指針に定める原子力発電所の設計思想では、天災に対して、過去に起こった最大規模のものよりさらに十分に余裕を見込んでも安全が確保することを要求していますが…津波も含めた防波堤の高さについても、国が妥当であると認めたものでした

今回の地震で、地震そのものの揺れについては、おそらく有史以来あの地点で観測された最大のものだったと思われますが、まだ想定よりも小さいものでした
従って、安全重要度の高い機器については、地震そのものに対してはほとんど無傷でした

津波の高さだけが、想定よりもはるかに大きかったのです
防波堤を超えてやってきた津波が、非常用電源系を襲い、機能しなくなったのです

===

言い訳はいくらでもできます

第一福島の設計時に想定していた津波は女川よりも低いものでした
しかし、海岸線の様子から見ても、直感的には妥当だったとも言えます

どれほど想定外の規模の津波だったのかは、例えば津波避難所が流された市町村がいくつもあることを考えても明らかです
そもそも天災においては戦後最悪となった死者・行方不明者数がそのことを物語っています

ですが原子力発電所の事故は、影響が非常に広域にわたるため、万が一にも起こってはならないのです

第一福島は、国が認可した設置許可申請に基づき、東電がプラントメーカーである日立・東芝に設計・製作を委託して作られたプラントですが、もう、今回の事故の責任の所在を問うことはあまり意味がないような気もします
それでも国・東電・プラントメーカーは今、通常より数倍に人員を補強して24時間体制で対応にあたっています
最善を尽くして事態の収拾にあたるのは当然のことでしょう
担当者の多くが枝野さんと同じ程度の睡眠時間で対応していると思われます
ようやく事態は収拾に向かいつつあるように思えます
ですが原子力発電の今後の見通しが非常に暗いものであることは確かでしょう
「万が一」が起こってしまったので

日本のエネルギー政策やCO2削減計画そのものへの影響は避けられません
国民の信頼を取り戻せる日はまたやってくるのでしょうか?


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