34 :名無しさん 13/06/11 20:30 ID:HzzbBS3HPE (・∀・)イイ!! (1)
>>27
補足的にもうちょっと細分化していえば…。
日常の環境であれば「クチ」と相手の「耳」の間に有る空気による変質とさらに反響が加わって届きます。
ですがレコーディングブースではそれらはほとんどありません。
生声の録音は反響を極端に抑えたブースでおこなわれ、べったりのオンマイクで録音されます。
「声」がマイクに届くまでの空気による変質と反響は最小限になっているわけです。

「生声」を録るときに付加されるものは、スタジオ機材から付加されるものと、歌い手が付加する表現があります。
またその他に、取りたてて意図してはいないが言葉の羅列の繋がりから生じるシャクレや歪みもあります。
弱く唱ったときと強く唱ったときではおなじ[ka]でも口からでる「か」は様々に違い、バリエーションの豊富さもあります。
エンジニアリングの違いが大きいことも違和感のひとつと思われます。

音程感や声量など歌い手の技量は一定設けられ、マイクを使った録音技術は必要ありません。
これらはアマチュアにとっては大きなメリットです、その反面スタジオ業務を知らないことでミキシングの技量に乏しいことがあります。
DTMの発展そのものにいえる影ではありますね。ここまでが前提になり27氏がいう空気感と指摘するところまとめます。
つまり実は、エンジニアリングで付加され整えられた質感と、発声のバリエーションの少なさを感じているのではないでしょうか?
空気感を抑えて録音されたトラックに、コンプレッサーやリバーブなどで「らしさ」を付足します。
いまはDTMのパッチひとつでエコー処理ができますが、楽曲に合わせた細工には技量の差が表れます。

また、隠れたといいますが、プロの間では隠れていません。
目的と質感がマッチしているということがあり、むしろその特徴を魅力として残すという感じです。
人間ではありえない歌唱を延々と続けられることや、「無機質さ」「未来感」、高揚しない淡白な「萌え感?」がそれです。
もちろん将来的にはより「生っぽさ・ひとっぽさ」は追求されることになると思います。
だが現状では生っぽさはあまり求められていないことから、わりあいそのママ使うというところでしょうか。
やろうと思えば、鼻濁音気味な歪み・胸から生じる低域のボトム感・リップノイズの破裂音・濡れた乾いた等など、
曲調やサビといった流れと歌詞を汲み取りトラック処理として手間をかけて創りこむことは可能です。
ですがその手間と費用のバランスがまだ悪いのと、自己満足で終わってしまう商業的な影と、
アマチュアではなかなか出来ない技術の影、というところでしょうか。

ボカロ感と生感を兼備えた表現であれば、技量のある声優さんの歌唱がまさにそれかなぁと思います。


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