- 51 :25 10/11/30 18:17 ID:ew6y43_h-E 
(・∀・)イイ!! (9) - >>30 
 じゃあ、天丼で分岐してみる。 
  
 君は、ふと祭壇の足元に置かれた丼に目を留めた。 
 丼からは仄かに湯気が立ちのぼり、甘辛い香りが辺りに漂っている。 
  
 たまらず腹の虫が盛大に鳴き出す。 
 …そういえば、今日はまだ水だけしか口にしていない。 
 およそこの大神殿には似つかわしくない代物ではあったが、君は誘惑に勝てず、丼に手を伸ばした。 
  
 …天丼だ! 
  
 かつて、アサクサという街で一度だけ見たことがある。 
 アナゴにキス、エビなど、高級な食材が黄金色の衣に包まれ、褐色のタレがえも言われぬ美しさを醸し出している。 
 その時はあまりに高かったので注文しなかったが、なるほどこれは旨そうだ。 
  
 思わず君は備え付けの箸を手に取り、天丼を口に運ぶ。 
 …いや、「手が勝手に動いて」いた。 
  
 溢れ出る食欲が抑えられない。 
 まさか、これは魔族の罠だったのだろうか? 
  
 熱々の天丼に舌鼓を打ちながら、君の意識は薄れていった…。 
  
 - BAD END - 
  
 …スレ汚しスマソ。 
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