10 :名無しさん 23/07/08 20:23 ID:1XsJxzrliW (・∀・)イイ!! (0)
八王子市の片隅に住む自称小説家、津嶋朋靖。
もうすぐ還暦を迎えようという彼は、独り暮らしでFXで生計を立てている。
そんな孤独な日々を紛らすため、彼はよく近所のマクドナルドに足を運び、
旧型のワープロを持ち込んで、小説らしきものを執筆していた。
しかし、ある夜、彼は不気味な出来事に見舞われることとなる。

深夜、暗いマクドナルドの一番奥の席に座る津嶋。
まるで彼と店内が、独自の時間軸に存在するかのような静寂が広がっていた。
彼はワープロのキーを叩き、物語を紡ぎ出す。
だが、文字は次第に乱れ、彼の指は迷走し始める。

突如、店内の明かりが全て消える。
何も見えない。
完全な闇が津嶋を覆う。

津嶋は動転するが、そこは流石に年の功。
暗闇で不用意に動くべきでないことくらいは心得ている。

数秒か数十秒か、それとも数分か。
暫くして、明かりが再び点くと、津嶋の周囲は異様な光に包まれた。
彼は息をのむような恐怖を感じ、辺りを見回す。

そこはまだ、いつものマクドナルドの店内だが、
店員も他の客も、全て消え去っている。
彼一人だけが、異次元の世界に取り残されたかのようだ。

津嶋の心臓は高鳴り、冷や汗が背中を伝い落ちる。
彼の視線はふと、窓の外に引きつけられる。
そこには、ぼんやりとした姿の、白っぽい人のような何かが、
何体も、何十体も立っていた。
みんな、こちらをじっと見つめている。

彼らは、ゆっくりと近づいてくる。
鼻も口もない、無表情な顔が、津嶋を凝視する。
彼らの瞳は、闇の深淵を映し出している。
魂を引きずり込まれるかのような恐ろしい感覚が、彼を襲った。

津嶋の周囲には、不気味なささやき声が漂う。
人らしきものたちの影が、ゆっくりと伸びていく。
それは津嶋の存在を覆い尽くし、窒息感をもたらした。

彼は叫ぶ。
しかし、その声は自分にさえ聞こえない。
彼は絶望し、逃げることもできず、ただ恐怖
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