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2009年11月24日 23時48分終了#41837 [学問] 思考実験編(哲学的星の銀貨)

ID:4N-LqkSv1R (・∀・)イイ!! (26)

あるところに非常に貧しい少女Aがいました。
彼女はお腹を空かせた男に、持っているパンをあげました。
すると空から星が降ってきて、銀貨に変わりました。
少女Aは、裕福な暮らしを送りました。

少女Aの話を知っている非常に貧しい少女Bがいました。
彼女はお腹を空かせた男に、持っているパンをあげました。
すると空から星が降ってきて、銀貨に変わりました。
少女Bは、裕福な暮らしを送りました。

少女AとBの話を知っている非常に貧しい少女Cがいました。
彼女はお腹を空かせた男にパンをあげず、こう言いました。
「私は私の運命を受け入れるから、貴方も運命を受け入れてください。」
少女Cは、貧しい生活を送り続けました。

少女Cは言いました。
「もし星が降ってくるという有り得ないことが起こらなかったら、
 貴方たちは運命を受け入れることはできなかったでしょう。
 私はそんなものに頼らなくても、自分の人生を生きていけるわ。」

少女Aは反論しました。
「私は星が降ってくることを知らないで、パンを上げたわ。
 そのような心に対する報酬として、星が降ってきたのよ。」

少女Cは反論しました。
「貴方たちは、けっきょく報酬を期待しているだけ。
 そういう心って、汚いと思うの。」

やり取りを聞いた少女Bは言いました。
「私は星が降ってくるから、パンを上げたの。
 心が綺麗かどうかなんて、どうでもいいわ。
 貴方たちは似た者同士で、本当に変だわ。」

あなたは、どの少女に共感しますか?

1少女A396(19.8%)
2少女B558(27.9%)
3少女C278(13.9%)
4分からない・考え中283(14.2%)
5後で読む・もりたぽ485(24.3%)
無視1

棒グラフまたは左の番号をクリックするとその項目を元にしたしっかりアンケートが作れます。

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合計回答数: 2000人 / 2000個

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151 :名無しさん 09/11/25 01:32 ID:3nP2Ytc07i (・∀・)イイ!! (2)
>>69>>124

・1914年末、今はなきオスマン帝国の東部で1人の男が飢えていた。
折しも夏に始まった、後に第一次世界大戦と証される大戦の影響で男は
職を失い飢えていたのである。
 そこへ通りかかった少女(仮に少女Aと名付ける)はアルメニア人であり、
偏見もあり男と同じく飢えていた。
しかし、そのトルコ系の男を哀れに思い、たまたま持っていたパンを与えた。
 それから半年もしない同じ場所で男は職を得ていた、兵士として。
少女Aはアルメニア人として砂漠地帯へと移送されようとしていた。
 男は少女の運命を知っていたため、この後も生き残れるかどうかは分からなかったが
少女Aだけを逃がした。結果として少女Aは後の二度目の大戦にも生き残ることが出来た。

・1936年夏、今日では第二次世界大戦の前哨戦であったといわれている内戦が
スペインであった。少女(仮に少女Bと名付ける)は、表向き人民戦線派ではあったが
特に政治的信条等の理由あったわけではなく、文字通り色々な意味
(少女Bの個人的は素性は置いておくが、医療関係者・聖職者・教育者・文化人の何れかだと思えば理解されると思う)
でフランコの側にも協力した。無論、パンも含めた食料もその中には含まれていた。
無論、少女Bの分け隔てのない行動は、後のインド独立の指導者語る「真理」
(ここでの意味は真理=神ではない)
によるものと同等ではあったが、少女Aの話を含め教訓として少女B自身の保身のためで
あることは少女B自身もよく理解出来ていた。
 少女Bもまた、二度目の大戦の終結をその目で見届け、そして人類が月に行ったことをTVで知ることが出来た。

・1989年、彼女は軟禁された(仮に少女Cと名付ける)。
極東亜細亜で後に映像の世紀と名付けられる20世紀初頭、いやその少し前から
同じ状況であればその政府が寛大であればだが、取り図られる提案が少女C
にも与えられた。いわく、国外退去である。
 少女Bの表向き関わっていた人民戦線もメキシコで1976年までは存在していた亡命政府として。
…省略されました。全部(1,576文字)読むにはココをクリック。


152 :アンケ主 09/11/25 03:39 ID:9pNFwQzB1V (・∀・)イイ!! (0)
少女A〜Cが議論しているのは、考え方を対比するためであって、
最初に、どの少女がどの少女を批判したかどうかは、
アンケの意図としては、本質ではありませんでした。

B>A>Cになることは予想されましたので、いかに回答者が
B=A=Cに近い形で分かれて、議論できる形になるかに苦労しました。

少女A〜Cの議論の流れ上、少女Cが先に考えを述べることになりましたが、
それがマイナスの判断材料になってしまい、そのあたりは、設問の難しさを感じました。


153 :アンケ主 09/11/25 03:40 ID:9pNFwQzB1V (・∀・)イイ!! (2)
問題設定のもとになった考え方は、

A:弱者のルサンチマン(道徳的怨念)の象徴
B:受動的ニヒリズムの象徴
C:「神は死んだ」と述べたニーチェ的な超人の象徴
  能動的ニヒリズムの象徴

 A:道徳的価値観の象徴
BC:道徳的ニヒリズムの象徴

という感じです。

この問題に正解はなく、それぞれの価値観のもとで、
それぞれの考え方が正しく、上記の解釈もあくまで一例に過ぎないです。

そういう意味で、多くの方が各自の視点で考えてくださったのは、
アンケの意図としては成功で、アンケ主にとっても参考になりました。
ありがとうございました。

ルサンチマンについての参考リンクです。
http://www.yuasa.kuis.kyoto-u.ac.jp/~taka/anidou/film/ressentiment/


154 :名無しさん 09/11/25 05:31 ID:T9y630JaBQ (・∀・)イイ!! (0)
>>153
そうなの。
私達を弄んだのね。


155 :名無しさん 09/11/25 06:26 ID:DB899IfRVz (・∀・)イイ!! (1)
こう思った。
運命に抗えと。


156 :名無しさん 09/11/25 10:44 ID:YLm62SO,yv (・∀・)イイ!! (1)
こういうアンケもっとやってください


157 :名無しさん 09/11/25 15:09 ID:a9dVMZ6MaH (・∀・)イイ!! (5)
その銀貨が降った街に、大勢の人間が集まりました。
貧しい人大勢と、パンを持った人大勢です。

パンを持った人たちが、貧しい人たちにパンをあげると、
たくさんの星が銀貨となって降り注ぎました。

そう、あまりにもたくさんの銀貨が・・・・・。

その街は、大量に降り注いだ銀貨によって、めちゃくちゃに
壊れ、ほとんどの人が死んでしまったそうです・・・。


158 :名無しさん 09/11/26 21:16 ID:6bSFB9p1FI (・∀・)イイ!! (0)
>>157
貧しい男が何故貧しいかを考えた男がいた。
その男は、男が何故貧しいのか?貧しさはどうして生まれるのか?
皆『平等』になるにはどうすればいいか?を今まであった宗教には頼らず科学的に書いた。

貧しい男の友人の男が考えた男の書物を読んだ。
宗教には頼らず、科学的に皆が『平等』になれる方法が見つかった。
と大喜びした男は、考えた男の意図したこととは別の方向性で
皆が表向き『平等』になる方法を現実に実現させてみせた。

貧しい男の友人の知人は、極めて普通の感性と欲望と知性とそして政治欲を持っていた。
貧しい男の友人が死ぬと、丁寧に英雄として祭り上げた。
貧しい男の友人は考えもしなかったことだが、皆が平等になることと
その知性・感性・欲その他、あらゆる人間として持つべきもの全てのものが
平等になるわけではなかった。
貧しい男の友人の知人は、皆が平等になることのおそろしさを理解しており
それを理解して皆が平等の中、貧しい男の友人とは違った『王』になった。

……この国は百年も続かなかったが、その平等の精神のおかげで、
途中にあった戦争で失われた命よりも多くの国民の命を
平等に従わない人々は不要と考え処分したのである。


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