
- 2 :名無しさん 23/05/19 22:47 ID:S5TwOUmd4l
(・∀・)イイ!! (1) - 《設問文和訳》
この性的ジーパンについて感想を聞いたところ、愛読者さんから
「こんなの普通でしょう。普段着ですよ。
性的ジーパンなんて言ったら、メーカーの人、デザイナー、
穿いてる人等々に怒られそうです」
との回答が寄せられました。あなたは、どう思いますか。
《回答》
設問の画像は、確かにある程度は性的である。
しかし、その性的さは、着用者の身体のラインや、
腹部の肌色、垣間見えるファスナーのスライダーといった、
主に、“ジーパンでなくても表現しうる要素”によって構成されている。
画像のジーパンを、同程度にぴっちりした他の衣服に置き換えても、
恐らく、性的さは殆ど損なわれないだろう。
──という自分の感想は、#120220で既に書いた。
ただ、この感想は別に、
「メーカーの人、デザイナー、穿いてる人等々に怒られそう」
といった理由で書いたものではない。
“誰々に怒られそうだから”といった理由で、何かを書いたり書かなかったりするのは、
何かを鑑賞して感想を述べる際の態度としては、適切ではない。
> 「テクスト」は欲望を喚起するフェティッシュであり、
> 中立的で公正無私な鑑賞の対象ではない。
> その場では、作者は読者の欲望の対象であり、
> 従来の「作品」について考えられているような作家と読者の安定した主従関係はない。
> 作者と読者の間を還流していく欲望がテクストを生産する。
> テクストは、天才的な作者によって無から創造されるのではなく、
> 他者の欲望の織物であり、それを身にまとう作者の身体である。
https://archive.is/4ZG3f
ここでいう「テクスト」とは、文字に限らず、
画像や動画、様々な作品、製品なども含み、これらに限られない。
誰かが、本人以外の何かに向かって発した、
その発せられたもの全てを包括する概念である。
この画像も、そこに写っているジーパンも、テクストである。
当然、この画像やジーパンを性的ではないと解釈するのも、
性的であると解釈するのも、閲覧者の自由である。
閲覧者は自己の欲望のままに、画像やジーパンを解釈することができる。
勿論、あなたの解釈を読んだ、画像投稿者や他の誰かは、怒るかも知れない。
あなたが解釈をどこかに書いた瞬間、それもまたテクストになるのだから、
彼らにも、あなたの解釈に対する感想を述べる自由は当然発生する。
更に、その感想や怒りもまたテクストとなり、
あなたにはそれに対する感想を述べる自由が発生する。
いや、あなたや画像投稿者等だけではない。
テクストが発生した瞬間、これらの自由は、あらゆる者に発生する。
“怒られそうだから”といって、自由な感想を述べない自由もある。
だがそれは、とても、勿体ないことなのではないだろうか。
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