2 :名無しさん 24/12/15 11:08 ID:N0pnR6le81 (・∀・)イイ!! (0)
「007」(ダブルオーセブン)は、イギリスの作家イアン・フレミングが1953年に発表した小説シリーズに端を発するスパイ物語です。主人公ジェームス・ボンドは、英国秘密情報部(MI6)に所属するエリートスパイで、「007」というコードネームを持っています。この「00」の称号は、「殺人許可証」を意味し、任務遂行のために必要な場合、法的制約を超えて行動することを許されるエージェントを指します。

フレミングの小説は全12作と短編集2作が発表され、その人気を受けて映画化が進みました。映画シリーズは1962年の『007 ドクター・ノオ』から始まり、現在に至るまで25作品が制作されています(EONプロダクション制作)。

### ジェームス・ボンド映画の魅力
#### 1. **アクションとガジェット**
ボンド映画は、派手なアクションシーンとユニークなガジェットが大きな特徴です。MI6の「Q」が開発する特殊装備は、スパイ映画の象徴ともいえる存在で、腕時計型レーザーや隠し武器付きの車など、観客を驚かせる発明品が登場します。

#### 2. **魅力的な悪役とボンドガール**
シリーズを彩るのは個性的な悪役と、ボンドと関わりを持つ美しい女性たち(ボンドガール)です。悪役は野心的でカリスマ性が高い一方で、彼らの計画には人類の危機が関わることが多いです。ボンドガールは単なるヒロインではなく、ストーリーの展開に重要な役割を果たします。

#### 3. **テーマ音楽**
「007」のテーマソングや各作品ごとの主題歌もシリーズの魅力の一つです。特にアデルの「Skyfall」やビリー・アイリッシュの「No Time To Die」は広く支持されています。

### 歴代ジェームス・ボンド俳優とその特徴
ジェームス・ボンドのキャラクターは、俳優によって様々な解釈がされてきました。以下に、各俳優が演じたボンド像とその特徴を紹介します。

#### 1. **ショーン・コネリー(Sean Connery)**
- **出演作**: 『007 ドクター・ノオ』(1962年)、『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)、『007 ゴールドフィンガー』(1964年)、『007 サンダーボール作戦』(1965年)、『007 ダイヤモンドは永遠に』(1971年)、非公式作品『ネバーセイ・ネバーアゲイン』(1983年)
- **特徴**:
- シリーズの基盤を築いた俳優で、ボンドといえばショーン・コネリーを思い浮かべる人も多い。
- 魅惑的で洗練されたカリスマ性と、冷酷さやユーモアを兼ね備えたキャラクターを体現。
- フレミングの原作に近い「荒削りで男らしいスパイ像」と評される。

#### 2. **ジョージ・レーゼンビー(George Lazenby)**
- **出演作**: 『女王陛下の007』(1969年)
- **特徴**:
- 1作品のみの出演で、シリーズ中最短のボンド。
- 最初で最後のボンド役であるものの、作品自体は評価が高く、彼の演技も「感情的で人間味のあるボンド像」として注目された。
- 結婚を経験する唯一のボンドで、よりドラマチックなストーリーを展開。

#### 3. **ロジャー・ムーア(Roger Moore)**
- **出演作**: 『007 死ぬのは奴らだ』(1973年)、『007 私を愛したスパイ』(1977年)、『007 オクトパシー』(1983年)など、計7作。
- **特徴**:
- シリーズ最多出演のボンド(7作)。
- シリアスさよりも軽快でコミカルなアプローチが特徴。
- 洗練されたジェントルマンでありつつ、ウィットに富んだ台詞やアクションで親しみやすいキャラクターを表現。

#### 4. **ティモシー・ダルトン(Timothy Dalton)**
- **出演作**: 『007 リビング・デイライツ』(1987年)、『007 消されたライセンス』(1989年)
- **特徴**:
- より原作小説に忠実な「ハードボイルド」なスパイ像を追求。
- 感情的な深みや、任務に対する真摯な姿勢を強調。
- 当時としては「現代的でシリアスなボンド」として評価。

#### 5. **ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)**
- **出演作**: 『007 ゴールデンアイ』(1995年)、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997年)、『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999年)、『007 ダイ・アナザー・デイ』(2002年)
- **特徴**:
- エレガントでスマートなボンド像を確立。
- 適度なシリアスさと軽妙なユーモアをバランスよく融合。
- 1990年代後半の技術的進化を背景に、CGを駆使したスケールの大きいアクションが特徴。

#### 6. **ダニエル・クレイグ(Daniel Craig)**
- **出演作**: 『007 カジノ・ロワイヤル』(2006年)、『007 スカイフォール』(2012年)、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)など、計5作。
- **特徴**:
- フィジカルでリアル志向のアクションを全面に出したボンド像。
- ボンドの感情的な葛藤や人間性を深く掘り下げ、複雑で多面的なキャラクターを演じた。
- シリーズのリブート的役割を果たし、現代的なスパイ像を確立。

### まとめ
「007」シリーズは、初代のショーン・コネリーから最新のダニエル・クレイグに至るまで、それぞれの時代を反映しながら進化してきました。ボンド映画は、スパイアクションだけでなく、主人公ジェームス・ボンドの多面的なキャラクターが描かれることで、多くの観客を魅了してきたのです。各俳優の解釈を知ることで、シリーズの新たな一面を楽しむことができます。


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