- 2 :名無しさん 25/08/31 10:23 ID:xirEwfURVM
(・∀・)イイ!! (1) - 2025年8月24日放送の『ダーウィンが来た!』「北極圏で追え!太ったホッキョクグマの謎」は、夏のカナダ北極圏・バフィン島において、例年とはまるで逆の姿――丸々と太ったホッキョクグマたちの姿が確認されたことに着目し、自然界で巻き起こる謎を追いかけた濃密なドキュメンタリーでした。
本来であれば、海氷の消失によりアザラシを狩る機会が減少し、ひと月で30キロを軽く落とすほどの“絶食状態”に陥る夏期に、彼らはどうして体重を維持し、むしろ脂肪を蓄えているのか。その異変の原因を、取材班は入り江に集まる巨大な海の生き物との「思わぬ関係」から見出しました。
特に重要だったのが、気候変動に伴うシャチ(オルカ)の北極圏への進出です。これまで深海にすみ、めったに岸には近づかなかったイッカクが、シャチを警戒して浅瀬へ避難し、そこをホッキョクグマが狙うという構図です。
死骸を含むそのままの姿、もしくは生け捕りに近い形で得られる栄養価の高い“海の生きた富”が、まさに夏場を乗り切るためのエネルギー源になっている場面が映し出されました。イッカク一頭で、一頭のクマが夏をやり過ごせるほどの実りであったことが、番組内で強調されていたのも印象的でした。
さらに、入り江にはイッカクの他にもセイウチやクジラ類など、さまざまな海獣たちが現れ、複雑化した食物連鎖と生態系の再構築につながっていることが示されており、シャチという「捕食者の登場」が波及的にホッキョクグマの生態にも影響を及ぼしていることが説得力をもって伝えられました。
こうして、「夏に太る」という逆説的な現象は、単なる異常ではなく、北極圏における気候変動の影響下での“生きものたちの柔軟な適応”の一例として描かれたのです。
このエピソードは、シャチから広がる自然界の劇的な変化と、そこに生きるクマのたくましさを際立たせながら、不確実な未来に対する警鐘とも励ましともとれる余韻ある締めくくりが印象的で、視聴者の心に強く残る内容となっていました。
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