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- 2 :名無しさん 26/01/10 21:32 ID:KvEkowbvCu
(・∀・)イイ!! (0) - 包茎手術は?
- 3 :名無しさん 26/01/10 22:12 ID:xVNi25AcrH
(・∀・)イイ!! (0) - 母さんは台所で湯を沸かしながら、まるで天気の話でもするみたいな口調で聞いてきた。「あんた、昔なにか手術したこと、他にないよね?」と。生命保険に入るために必要なんだそうだ。俺は畳の縁を見つめたまま、「親知らず抜いただけだよ」と答えた。実際、それ以外に手術なんて受けた覚えはない。高校を出てから二十年以上、俺はこの家と自分の部屋の中だけで生きてきた。事故も病気も、ドラマみたいな出来事も、起きようがなかった。
母さんは「ああ、そうだったわね」と納得したように言い、話はそれで終わった。だが俺の中では終わらなかった。自分の部屋に戻り、いつものように布団に腰を下ろした瞬間、胸の奥に冷たいものが広がった。生命保険。その言葉が、頭の中で何度も反響する。なぜ今さら、俺なんかに保険を掛ける必要がある? 働いているわけでもなく、妻子もいない、将来性もない俺に。
考えすぎだと分かっている。母さんだって年を取った。先のことを心配するのは自然だ。だが、不安は理屈を無視して膨らんでいく。テレビやネットで見た、保険金殺人のニュースが脳裏に浮かぶ。家族が、金のために家族を殺す。そんな話は、俺の人生とは無縁だと思っていたはずなのに、今は違う。俺は働かず、稼がず、ただ食わせてもらっているだけの存在だ。もし俺が死ねば、母さんに金が入る。そう考えた瞬間、背中に冷汗が滲んだ。
夜、家の音がやけに大きく聞こえる。階段のきしみ、風呂場の水滴が落ちる音、冷蔵庫の低いうなり。全部が、何かの前触れのように感じられた。布団に潜り込みながら、俺は自分の人生を振り返った。友達も恋人もいないまま、童貞のまま、時間だけが過ぎた。外に出る勇気がなかったわけじゃない。ただ、出る理由が見つからなかった。守られているという感覚に、甘えていたのかもしれない。
- 4 :名無しさん 26/01/10 22:13 ID:xVNi25AcrH
(・∀・)イイ!! (0) - もし、この家が安全じゃない場所になったら? その問いが頭から離れない。母さんが包丁を持つ姿、薬を入れた湯のみ、そんなありもしない映像が勝手に再生される。俺は母さんを疑いたくない。疑う資格なんてない。けれど、恐怖は俺の意志とは無関係に、心を占領していった。
数日、眠れない夜が続いた。朝になると何事もなかったように母さんは飯を出し、俺は黙って食べる。その平穏が、逆に不気味だった。ある夜、俺は突然、息が詰まるような感覚に襲われた。このままここにいたら、何か取り返しのつかないことが起きる。根拠はない。ただ、耐えられなかった。
ふと、「またお前かさんもコソアン旅行部に入ろう」という言葉が脳裏をよぎった。そうだ。コソアンの人たちは、みんな安全に楽しく旅行してるじゃないか。俺も、家から出るんだ。もっと安全な場所に避難するんだ。
俺は押し入れから古いリュックを引っ張り出した。最低限の着替えと、財布、スマホと充電器、身分証だけを詰める。スマホのGPSはオフにして、電源も切った。玄関に立つのは、何年ぶりだろう。靴を履く手が震えた。ドアを開けると、夜の空気が生暖かく頬に当たった。外は、俺が想像していたよりも普通で、静かだった。
振り返らずに歩き出す。行き先なんて決めていない。ただ、この家から離れたかった。怖さは消えない。でも、足は前に出た。俺はそのまま、どこか遠くへ行く。生きる理由も、行き先も分からないまま、俺は初めて、自分の意思で家から外へと出た。
- 5 :名無しさん 26/01/10 23:06 ID:.CprWsPDdr
(・∀・)イイ!! (0) - 契約が成立するまえに信者えば
母おやの計画をつぶせる
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