- 82 :アンケ主 09/10/05 02:11 ID:x136dkMMIs (・∀・)イイ!! (3)
- 木下是雄さんは、「レポートの組み立て方」初版25ページにて、以下のように「事実の記述」を定義づけています。
(傍点や太字化などは、表示の都合上無視しました。)
そこで改めて,事実ではなくて事実の記述を次のように定義す
る.
(a) 自然に起こる事象(某日某地における落雷)や自然法則(慣性の
法則);過去に起こった,またはいま起こりつつある,人間の関
与する事件の記述で,
(b) しかるべきテストや調査によって真偽(それがほんとうである
かどうか)を客観的に判定できるもの
を事実という.
つまり,事実の記述は真(ほんとう,true)の場合と偽(ほんとう
ではない,false)の場合とがあることになる.
また、同書籍の26ページでは、木下先生は、
「引用の記述」は出所を確認する道が示されていれば、「事実の記述」とされる、
と説明しています。以下、そのページからの引用です。(傍点や太字化などは無視しました。)
他人の言ったこと,または何かに書いてあることを,「その人の
言ったこと」として,あるいは「何々に書いてあること」として述
べるときには,それは引用の記述であるという.引用の記述は文科
系の大学生の書く研究レポートでは格別に大きな比重をもつが,こ
れは,出所を確認する道が示されていれば,事実の記述とされる
(2.1節,p.17参照).それは「その人がそう発言した」あるいは
「その文献にはそう記述してある」のが事実だという意味で,発言
または記述の内容は必ずしもほんとうのことではなくてもいい.た
とえば,Aという書物に
家宣は徳川幕府の第七代将軍になった.
と書いてあったとすると(実際には七代将軍は家継で、家宣は六代将
軍),
A書によれば,成人してのち,家宣は徳川幕府の第七代将軍になった.
という引用の記述は事実の記述とされる.
この記述をもとにして考えますと、3番には「このお話によると」とありますので、
3番の文が生ずる直前に、「このお話」が紹介されていたと推測されます。
それならば、出所を確認する道が示されていることになると考えられますので、
3番は「引用の記述」、つまり「事実の記述」だと考えられます。
このページの一番下のレスはスレッドの末尾ではありません。新しいレスが存在します。日時や流れを確かめて書き込みをお願いします。
板に戻る 全部 前100 次100 最新50