9 :名無しさん 24/07/02 20:00 ID:Wu5z,Ypc.M (・∀・)イイ!! (4)
ハチは何故、主人であった上野英三郎の死後も、渋谷駅へと通ったのか。

ハチがまだ生きていた頃から、この問題には様々な考察がなされてきた。
主人の死を理解できず(あるいは、認めようとせず)、
死後も、主人の指示を忠実に守り続けていたとする説。
渋谷駅は、単にハチの日常的な散歩コースの一部であり、
人間側がそれを勝手に、主人を迎えに来ていると誤解釈したとする説。
当時の渋谷駅付近では、焼き鳥などの屋台が良い匂いを放っており、
時には人間が、ハチに様々な食べ物を与えることもあったため、
これらが目当てであったとする説、等々……。
いずれの説も、確定的な証拠はなく、決定打を欠いていた。

2023年、ハチ生誕100周年記念事業の一つとして、
この問題への、新たなアプローチが行われることになった。
犬型AIロボット「AIハチ公」の製作である。

ハチのAIロボット化は2019年にも行われていたが、
この時に搭載されたAI人格は、一般的な犬のものであった。
今回のプロジェクトでは、ハチ自身の人格(犬格?)をAIで再現し、
更に、人間の言葉での発話機能を持たせる。
そして、ハチの人格を搭載した犬型AIロボットで、
当時の状況を忠実に再現して行動実験を行えば、
発言などから、その行動の理由が明らかになるのではないかと考えられた。

ハチの脳を含む臓器の殆どは、現在も東京大学農学資料館で
ホルマリン浸けの状態で保存されており、様々な研究の対象になっている。
今回、ハチの脳は、最新のCTやMRIなどによって詳細に検査・分析され、
このデータや、ハチの映像や写真、文献調査、聴き取り調査などに基づき、
死亡数日前のハチの人格が、ほぼ100%に近いとされる高精度で再現された。
また同時に、身体のサイズや行動能力なども改めて細かく特定され、
ハチが健康だった頃と同じように自律して動ける、犬型ロボットが作られた。

こうして、ハチの人格を搭載したロボット「AIハチ公」が誕生した。


実際の東京都心
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