昨日 23時55分終了#123821 [娯楽] ライトノベルのジャンル その2(書くとしたら)
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- 2 :名無しさん 25/10/20 22:41 ID:2c-q5fA7RX
(・∀・)イイ!! (1) - 私の名前は北綾瀬千景、都内のごく普通の高校に通う女子高生――と、言いたいところだけど、ひとつだけ普通じゃない趣味がある。コーヒーだ。学校の教室でインスタントを飲んでる子たちを横目に、私は家でエチオピア・イルガチェフェをネルドリップで淹れる。豆の焙煎度合い、粉の粒度、水温、抽出時間。全部、自分の手で決めたい。完璧な一杯を目指して、毎日が実験室だ。そんな私の人生を狂わせたのは、一冊の漫画だった。
親友の真帆に「読まないと人生損してる」と押しつけられた『ドラゴンボール』。最初は渋々だった。でも、ページをめくる手が止まらなくなった。悟空でもベジータでもなく、私の心を掴んだのは――ミスターポポ。神殿の庭を静かに整える黒光りした肌の男。あの存在感、底知れない包容力。気づけば私は、画面の中のポポに見とれていた。あの艶。深煎りのコーヒー豆みたいな光沢。――もし、あの人の唾液でコーヒーを淹れたら、どんな味がするのだろう?
その瞬間、私の人生の目的が決まった。「ポポの唾液を再現する」。そんな馬鹿げた妄想に、本気で取り憑かれたのだ。化学部の顧問に生体成分の抽出法を学び、大学の教授に唾液の酵素構成を聞き、果てはAIエンジニアに相談して分子シミュレーションまで教わった。バイトで貯めたお金はすべて実験器具と分析装置に消えた。親には呆れられ、友達には笑われ、それでも私はやめなかった。だって、これは単なる好奇心じゃない。崇拝にも似た探求なのだ。
やがて私は、再現率99.3%という合成唾液を完成させた。透明な液体の小瓶を前に、心臓が早鐘を打つ。ポポの唾液。私のすべてを注いで作り上げた“聖なる抽出液”。その一滴をネルフィルターに垂らし、深煎りのケニアAAを蒸らす。ふわりと立ちのぼる香りに、涙が出そうになった。これは、もはやコーヒーではない。信仰だ。
私の探求はまだ終わらない。次は、ポポ本人に飲んでもらう番だ――たとえそれが、この世界の理を越える行為だとしても。
『ポポの唾液でコーヒー淹れたい』。これは、狂気と情熱が紙一重の少女が、ただ一杯の理想のコーヒーを求めて歩む、神域のグルメファンタジー。
- 3 :名無しさん 25/10/20 23:29 ID:XRkBdcWY3I
(・∀・)イイ!! (3) - 「既成ジャンルの枠組みの中」よりも、「ジャンルの狭間」や「複数ジャンルの融合」にこそ面白味があると思う
- 4 :名無しさん 25/10/20 23:29 ID:0RDr_tYqvb
(・∀・)イイ!! (2) - 転生や悪役令嬢以外だとどれが人気なんだ?
- 5 :名無しさん 25/10/21 00:29 ID:DzaAIMhqda
(・∀・)イイ!! (5) - モリタポの世界を舞台にした大冒険がいいな
- 6 :名無しさん 25/10/21 08:11 ID:wtuzHt94Uv
(・∀・)イイ!! (1) - 尿意に襲われて民家に逃げ込んだらまたお前かにうざ絡みされる世界
- 7 :名無しさん 25/10/23 20:10 ID:z5I7MYvuIt
(・∀・)イイ!! (1) - SFとファンタジーを融合させたい
- 8 :名無しさん 25/10/24 03:45 ID:yH7PLV6apj
(・∀・)イイ!! (1) - 41669/6
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